明けましておめでとうございます。
平成25年・・・まだなんとなくなじみにくい数字ですが、心身ともに実りのある一年となりますように!
今年は例会の始まりを1か月遅らせて5月からに変更してみることにしました。
毎年、4月の果迢会はとても寒くて観に来てくださる方々になんだか申し訳なく思っておりました。
そこで、1か月ずらして開催してみることに致しました。
(今度は梅雨の時期が気になりますが・・・)
まだ先の話ですが、12月には義父の米寿を記念しての別会も予定しています。
義父にはまだまだ百寿を目指して頂きたいのですが、とりあえず今年の別会にむけて元気に過ごして頂いて、謡を披露してもらわなくては!!
(だから転ばないよう気を付けてくださいね、お父様)
皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします!
先日の妙壽寺での竹灯籠能はお陰様で満員御礼となり、盛況のうちに終えることができました。
ありがとうございます。
昨年の反省点をもとに、今回は見所にできる限りの段差を作ってみました。
能楽堂と違い、傾斜がないので観にくい場所も多かったかと思いますが、観にいらしてくださいました皆様、どうもありがとうございました。
能楽堂では観られない演出や工夫を皆であれこれ考えながら準備を進めてまいりました。
今回も寺院の竹を切り出して作った竹灯籠は300本以上!
全てボランティアの皆さんの手作りです。
沢山の方々のご好意の上に成り立っている竹灯籠能ですが、ぜひ来年もやらせて頂きたいと思っております!
ご期待ください!
先週4日から5日間連続で劇団の方に舞台をお貸ししました。
昭和10年代の須崎の遊郭を舞台としたお話でしたが、まさか能舞台が遊郭に変身するとは想像もつきませんでした!
赤い布を巻いた欄干や柱、そこへ綺麗な女優さんが花魁の姿で登場するとそんな風に見えてくるからすごいっ!
代々木能舞台としても初体験の事ばかりでしたが、連日満員御礼だったとのこと、お貸しする側としても盛況で本当に良かったです。
決して使い勝手の良くないこの舞台をわざわざ借りてくださった劇団の方々や、観に来てくださるお客様が喜んでくださるのが一番うれしいことです。
今まで能舞台に足を踏み入れたことが無かった方々にこの舞台を知って頂けたこともありがたいです。
私自身、とても勉強になりました。
「骨の夢」・・・なんだかすごいタイトルですが、アイルエランドの詩人イエイツの戯曲です。
今回、その内容を日本ヴァージョンに書き直した舞台に慈一さんが挑戦します!
能役者とオペラ歌手、尺八、筝とのコラボレーション。
国立能楽堂で披露させて頂きます。
能舞台でオペラのアリアが聞えてくるのもなかなかイイですね(^^)
ご興味のある方はこちらinfo@yoyoginoubutai.comにメールいただけますと嬉しいです!
暑い暑いといっても、風は秋を感じさせてくれるようになりました。
先日は、慈一さんが「龍虎(りょうこ)」を宝生能楽堂で務めさせていただきました。観に来てくださったたくさんの方々、ありがとうございました!
名前の通りタイガー&ドラゴンの戦いが見どころの曲です。
なかなかレアな曲らしく、あまり知っていらっしゃる方がいないのでは?
大きな虎の冠載せてます!
これ、結構重いのです!金属でできています!5キロ位!?
この虎は大正時代に慈一さんのお祖父さまが作らせたそうです。
能楽師人生の中で一度演じるか演じないかというくらい珍しい曲のためにこんな立派なものを作ったお祖父さま・・・
頭が下がります。
お暑うございます・・・
この猫は人間がすぐそばを通っても、上をまたいでもこの姿勢を保っていました(^^)
まだまだ残暑が続きそうですが、日が暮れるのは確実に早くなっているのを感じます。
カナカナとひぐらしが夏の終わりを告げているようで、なんとなく寂しい気持ちになってしまいます。
秋になってしまう前に・・・と昨夜あわてて線香花火をやりました。
頂きものなんですが、これが今ではほとんど見かけない(?)純日本製の線香花火!
やっぱり違います!持ちが違います!こよりが残り5センチくらいまでジジジッと火玉が残っています。
火をつけた時の独特なあの匂いもたまりませ~ん
皆様はこの夏、やり残したことはありませんか?!
今年も恒例となりました、装束着付け~能舞レクチャーが8日(日)に行われました。
前日までの雨がすっかり止んで、少し汗ばむくらいの良いお天気に恵まれました。
今回は、9月28日に開催予定の「通小町」と10月26日の「松風」の装束着付けをご覧いただきました。
今では能楽師が皆様の前でしゃべる機会も増えましたが、慈一さんも小早川先生も元々おしゃべりが得意な方ではないので、着付けに意識が集中すると無言の時間が暫し・・・
器用でないもので、スミマセン
レクチャーの後は、聴講の皆様からの質問を沢山いただき、私も面白いお話を聞くことができました。
9月までしばらく時間がありますが、皆様楽しみにしていてください!
先月あたりからどうも庭の梅の木あたりが騒がしいなと思っていたら、シジュウカラが雛を育てていました!
ツーピーという親鳥の声に交じって小さなピーピーという声に最初に気がついたのは慈一さん。
それから約半月・・・巣立ちの時がやってまいりました。
よく分からないとは思いますが、矢印のところに木洞があってそこが巣になっています。
隣に親鳥が見えます。
一昨日ほとんどの雛が巣立っていったのに、一羽だけ巣から出てこない子がいました。
昨日やっと出てきたものの、まだフラフラしていて飛べそうにありません。
羽を広げたと思った瞬間、庭の芝生へ落下。
ピーピー鳴いているばかりで、見ているこちらもオロオロ
雨は降ってくるし、雛は飛べないし、人間が保護しようにも野鳥はデリケートなので獣医さん曰く「けがをしていないようならできるだけ触らないで見守っていてあげてください」とのこと。
どうしたものか途方にくれていると、そこへ一羽のスズメが雛に近づいてきて、なんと、なんと!雛に餌を運んできてくれたのです!
それも何度も何度も、日が暮れて暗くなるまで餌を与え続けてくれました。
おかげで雛は夜も無事過ごし、朝方元気な顔をみせてくれた後、いつしか飛び立っていったようです。
遠くで鳴き声だけが聞こえました。
鳥の世界にも助け合いってあるのですね。
感動で思わず泣けました。スズメのお母さん、ありがとう!!
今日はなんだか季節が逆戻りしたようなお天気・・・
そんな中、「白楽天」レクチャーにいらしてくださいました方々、ありがとうございます!
今年のレクチャーは大学の先生による解説はもちろん、後半は能楽師と先生が作品にまつわるいろいろなお話やワンポイント講座を設けたり、謡いの音読や仕舞など、盛りだくさんで行きたいと思っております!
「白楽天」という曲名ではありますが、主人公は住吉明神という神様。
曲名イコール主人公というわけではないんですね。
でも白楽天がいなければこのお話は成り立たない・・・象徴的は存在という意味では
「葵上」も同じく主人公は六条御息所ですものね。(慈一さん 談)
本公演は4月27日(金)、シテ 小早川修、18時半開演です。
どうぞいらしてください!
桜も咲いて春爛漫!
キャンディーズの「春一番」じゃないけど、暖かくなると思いコートを脱いでどこかへ出かけたくなりますね!(ちょっと古かった?!)
今年の果迢会例会第一弾は「白楽天」です。
唐の詩人白楽天は日本の知恵を試しにやってきます。すると小舟に乗った魚翁が素晴らしい和歌を詠んで白楽天を驚かします。
実は魚翁は住吉明神(和歌の神様)の仮の姿ですから当然なんですが、後半には気高い神姿で荘厳な舞を見せて神風を巻き起こし、白楽天は唐に吹き戻されてしまいました・・・というお話です。(ちょっと簡単に書きすぎてますが)
先月、慈一さんが舞った「高砂」の中の住吉明神は、若々しい姿でしたが、「白楽天」の住吉明神は気品のある老体で登場します。
この違いを楽しむのも面白いと思います。
4月27日(金)18時半~代々木能舞台で開催します。
これに先立って「白楽天」をもっと楽しむためのレクチャーが22日(日)14時~同じく代々木能舞台で開講します。
皆様のお越しをお待ちしております!
5月3日(木・祝)午後1時~プランタン銀座カルチャーセンターにて『教えて!お能レクチャー』を開催します。
日本人として、お能に触れてはみたいけど、へたに触れたら火傷しそうで怖いっなんていう方、必見です!
実際の能面や装束を見て触れて、今注目のインナーマッスルが鍛えられるすり足も体験してみましょう!
この春、新しい世界が広がるかもしれません!
銀座のお買い物がてらにぜひご参加ください。
お申し込みはプランタン銀座まで。
今日はお雛様の日、上巳の節句です。
先日小笠原流礼法の第3回目の講座が行われました。
床の間飾りはこんな感じ・・・
平安時代、人型に切り抜いた紙に一年の穢れを祓い、川に流すという「流し雛」と、宮中で流行った「雛(ひいな)あそび」が混ざり合ってできた行事だそうです。
お祭りというよりは、災厄よけ、守り雛という意味合いが強いので、一年に一回は飾って差し上げた方がいいですね。
・・・というわけで、浅見家のお雛様も登場です!
ひな壇飾りになったのは江戸時代の中ごろからだそうで、それまでは、畳の上に毛氈を敷いて飾っていたとか・・・
毎年、嫁ぎ先からお義姉さまも手伝いに来てくださいます。
総監督はもちろん!お義父さま。